守る会・研究所便り2025年11月号

11月のお送りする有機栽培米は次の生産者です。
有機白米・玄米コシヒカリ 郡司 利一さん(茨城県水戸市)
 次回は12月6日(土)配送予定です。
 御都合の悪い方ご連絡くだされば対応いたします。
「とちぎの台所」開催される

●あいにくの雨でしたが・・・
先月の10月26日(日)に、とちぎの台所(主催:とちぎオーガニックフェスタ連絡協議会)が宇都宮市のみずほの自然の森公園にて開催されました。当日はあいにく朝からの雨が一日降り続くという悪条件でしたが、降りは弱く比較的暖かだったこともあってか、来場者はまずまずであったと思われます。傘をさしながら会場をブラ歩きした感想を書いてみます。

●古谷慶一会長のあいさつの主旨

とちぎの台所は今年で10回目を迎えた。稲葉光國前理事長を中心として、第1回目を県博物館のある中央公園で開催。コロナ禍で3年間中止後、一昨年にインターパークで、そして昨年からみずほの自然の森公園で開催となった。ですので、実質的に7回目となる。本日はあいにくの雨だが、「食べものが体をつくる、子供たちの未来のために」という稲葉先生の想いを受け継ぐためにも、「雨にもマケズ」で来場者と接してほしい。

●会場のブラ歩きから

・総合案内で出店者名簿をいただいた。出店者79を眺めて感じたことは、アルファベットが多いこと、ひらがなも多い。それらの中で個性的(?)なネーミングが目にとまった。例えば、ピンクサラダ、まんまる農園、おかえりの丘、ちいさなもり、asunosekaiなどである。商品のみならず屋号にも自分の想いを表現しているようだ。そして大きい農業ではなくて、小さな農業(家族経営)を彷彿させられます。

・すべてが食べもの(農産物や加工品)を販売するテントではなく、ニット帽や鉢植え、蜂蜜のローソクなどのテントもありました。また、陸稲の脱穀・籾摺りなどのワークショップもありました。「とちぎで有機農業を営む農家さんとみんなの食卓をつなぐ」ことが主目的になっていますが、植物・動物に関わる仕事をしている人たちにも呼びかけをしたとのこと。いわば「生活」ないし「暮らし」の側面も重視していることが窺えます。環境問題などに真面目に取り組んでいる人たちも仲間として受け入れているようです。

・宇都宮大学国際学部の学生からアンケートの協力を求められました。環境政策学の研究室で、「SDGsの理念を地域で実践!学生・NPO・行政・企業・市民等が繋がり、カーボンニュートラルな循環型社会を共に作ります!」というUU3Sプロジェクトを実践。その1つとして、市民農園訪問(こくぼ農園です)や里山保全活動などを行っているとのこと。農学部ではない学部が農(食)に関心を持つこと、大いに歓迎です。もともと、農業問題は学際的に取り組む必要がありますから。

●来年のこと

閉会のあいさつも古谷さんが行いましたが、来年は10月25日(日)に開催との宣言をされました。みなさんご存知と思われますが、4年前に「みどりの食料戦略」が農水省から打ち出されました。この戦略構成は極めて壮大ですが、とちぎの台所がねらいとする「農家と食卓つなぐ」活動のような、1つ1つの積み重ねが重要といえます。EUのFarm to Forkを見習いましょう。 
(文責 齋藤一治)
 

「秋の恒例のよつば生協稲刈り体験」

実りの秋~よつ葉生協稲刈り 赤とんぼがいっぱい飛んでいました~ 黄金色に輝く稲穂が垂れる田んぼが広がるNPO法人民間稲作研究所(栃木県上三川町)で、10月4日に稲刈り体験を行いました。総勢76名の参加がありました。初めに舘野理事長より鎌の持ち方、稲刈りのやり方を教えていただきました。

田んぼに移動して、いよいよ稲刈りの実践!自分の持ち場を次から次へと5株刈ってはまとめて置いていく。黙々と稲刈りをしていたら、あっという間に予定していた場所は終わってしまいました。5株にまとめた稲を稲わらか麻ひもで束ねて、束ねた稲をはざかけにする。初めての人も何度もやるうちにとっても上手に束ねていました。

はざかけで1週間から2週間ほど干して、お米の水分が15%になる位に乾かしたら、脱穀→もみすり→玄米にして消費者の元に届けるそうです。私たちがご飯を食べるまでには農家の方が半年以上手間暇かけてお米を育てて下さっていることに改めて感謝です。

たくさん動いた後は、お楽しみのお昼♪ 川俣さんの新米でついたお餅と白米に、豚汁、浅漬け、いなり揚げの煮物、みかん。お餅は大根おろし、きな粉、お汁粉とバラエティー豊富です。どれもとーってもおいしくて、用意していたご飯はきれいになくなりました!! 昨年は米が店頭からなくなり、お米を食べられることが当たり前ではなくなってしまいました。原因にもなったイネカメムシを、今年はムシヒキアブやカエルが食べてくれて自然の生態系の力により農薬を使わずに被害を防ぐことができ、今年は平年通りの収穫量に戻りそうです、と交流会で話してくださいました。農業体験を通して、農家さんの現状や思いも知ることができ、とても貴重な経験をさせていただきました。 
(よつ葉生協 中村亜希子)